くれぽんすぴん!!

社会不適合者による人生楽しく楽にくらしたいという願いがこもったブログです。

君の名は。と僕。

大ヒット映画「君の名は。

 

中身は説明するまでもないけど、簡単に言えば、イケメンと美少女の中身が入れ替わってそれぞれあれこれするお話です。

 

これからする話は僕の身の上話だから、君の名は。の内容に関することとかは少ししか触れない。

お前の身の上話なんか興味ねぇよと言う人はもちろん戻った方がいい。

これを書くに至ったのは自分の中にあるものを整理しようと思ったから。

 

この作品は背景が美麗で、田舎の神秘さや都会の文明を明確に映し出し、BGMも良く、そして登場するキャラクター一人一人が良く描かれている。

 

映画にそこまで詳しくない僕でも、この作品の完成度は非常に高いと感じる。

映画館で観た時は瞬きすら忘れるほど魅入った。

こんなに透き通るほど綺麗な映画があるのかと。

 

君の名は。が上映された当初、

僕はこの時「とても上手くいっていた。」

何しても上手く好転すると言ってもいいくらい「上手くいっていた。」

この「上手くいく」感覚は大学生の頃以来だった。

もうとても楽しかった。

ハメを外しまくった時期でもある。

 

だから僕はこの時、1人でこの映画を観てはいなかった。

たいてい何かしらしたあとはとある広場で適当に座り込んで、他愛ないことを聞いたり話したりことが多くて、この日もまた例外ではなかった。

 

夏の夜は暑くもなく、噴水の音や風の音など都会のど真ん中なのに自然を感じられて、とても涼しかった。

 

この時本当に心の底から楽しかった。

 

僕は「君の名は。」にあの時の綺麗な思い出や出来事も一緒に閉じ込めてしまった。

もう今では連絡も取ってなくて何年か経つし、いまなにしているのかわからない。

ただ僕は引きずっている訳でもないし、お互いさっぱりして別れたから後悔もないけれど、どうしてもこの時の思い出は頭から離れることができない。

 

今ではどうしたら「上手くいくのか」全くわからない。

心の底から楽しむということが出来なくなりつつある。

わからないまま行動しても何も良くならない。

この歯車が全く噛み合わない感じが堪らなく不愉快。

自分の中で闇が深まってきているのを嫌でも感じてしまう。

 

あまりにも綺麗で尊いものは、今の僕には眩しすぎる。

 

僕がもう一度「君の名は。」を観られる時はあの時の自分を取り戻せた時だと思う。