くれぽんすぴん!!

社会不適合者による人生楽しく楽にくらしたいという願いがこもったブログです。

天気の子と僕。

ネタバレ全開です。

あと僕自身のことも書いてます。

 

天気の子観て来ました。

ここのところ天気めっちゃ悪かったし台風もあったけれど、嘘みたいに晴れて暑い日が続きますね。

熱中症には本当に気をつけてください。

これも異常気象…?🤔

 

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この作品を一言で表すなら「反逆」です。

「こんな狂った世界」だからこそ僕らの心に届き、響かせる。

そんな「熱さ」を持った映画です。

正直展開が激アツで予想外でした。

 

プロメアが外から強火でガンガンに焼いてくるのに対して

天気の子は圧力鍋で内から外でじわじわと焼いてくる感じでした。

 

どっちも面白いし滾るものがあるので、ぜひ映画館で観て欲しい。

そんな映画です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クソネタバレだと「新劇場版エヴァンゲリオン破→Qのグッドルート」

 

穂高は堂々と「天気がずっと雨でいい。ただ陽菜と会いたい。陽菜と一緒にいたい。そのためなら世界がどうなっても構わない。」

と断言するシーン。

正直クソ痺れた。ああ、アニメを含めここまでそう断言できる作品があっただろうか?

天気の子はセカイ系ジャンルなんだけど、世界(東京)の命運を陽菜が握っている。

 

世界(東京)がずっと雨でそれで予想される未曾有の被害を抑えるか。

陽菜を取り戻し一緒に生活するか。

 

他のセカイ系の作品だと「奇跡」や「異次元パワー」で世界を救い、ヒロインも救うものや、世界を救い、主人公とヒロインは幸せな笑顔で消滅するものが多かったと思う。

 

いわゆる「ご都合主義」を完全に逆らっている。

陽菜を救った後、穂高は瀧のおばあちゃんの家(水没したあと引っ越した家)に立寄っている。

ごめんなさいと謝るシーンがあるおばあちゃんはなんで謝るの?という表情。

そして「東京は元々水没してたから元に戻っただけ。自然の摂理だよ。」と諭す。

 

穂高は陽菜を選び世界(東京)を水没させた。

陽菜に会う前に悩みながら歩くけれど、陽菜に再会しその迷いは振り切って、ここからまた始まるんだと終わる。

エヴァQだとひたすらに絶望しかないんやなっていうのがよくわかる…。

 

10代の男の子と女の子が「自分のしたいこと」を世界に逆らい実現させた。

たとえ世界は変わったとしても、その選択に迷いも後悔もなく前に進むというのがありありと見えて本当に良かった。

こんな狂った世界だからこそ届くメッセージ。

やりたいことをやれずに「大人」になった須田と穂高の対比も上手い。

穂高と陽菜が今の僕にはとてもまぶしかった。

 

ちょうど僕は天気の子を観る前にかわさきしゅんいちさんがhttps://twitter.com/nupotsu104/status/1159192238338928641?s=21

カフェギャラリーきのね

https://twitter.com/kinone_cg/status/1048500340134309888?s=21

で個展をしているので寄っていた。

彼ら絵本作家であるかわさきくんときのねのオーナーのしろすけくんはともに僕の大学のときの友人でいつかこうしたいという夢と目標を持っていた。

 

個展もカフェもとても盛況とのこと。

僕はとても嬉しかった。

同時に僕は人の成功に手放しで喜べるんだと思えた。

色々と話は聞いているけれど、それでも前に進んでる彼らが僕にはとてもまぶしかった。

彼らはきっと大丈夫。

 

対して僕はどうなんだろう。

天気の子も彼らの個展も見て思ったけど、

 

「僕はやりたいことをやれているのか」

 

「僕は幸せなのか」

 

と自問自答している。

 

彼らと同じように僕にも目標や夢がある、

やるべきことややりたいことたくさんある。

でも何一つ成し遂げられていない。

実は大学時代のころからそう思っていてずっとずっと焦燥に駆られている。

 

親友といえる友達には「お前は焦りすぎだ。もっと休んでいい。」と言われた。

でも僕はマイナスからのスタートで「0」にするためには普通の人よりもリスクを払いレバレッジをかけ、色んなことを勉強したり、やったり、挑戦するしかない。

そうじゃないと「0」にして「普通」になることもできない。

最近はやるエネルギーすら失われているのがよく分かる。

でも頭の中では理想、夢、目標があってやらなければならないという焦燥感だけはある。

 

この繰り返し。

 

ただ今日この日、こうして綴っている中で改めて思えたことが1つある。

 

自分に正直になろう。自分自身が1番の味方でいよう。

 

僕は人に対してはよほどのことがない限り何も思わないのに、自分自身に対して非常に厳しい。

僕が決して人に言わないようなことを、誰もそんなことは言ってない、やってない、思ってもないだろうことを自分自身で反芻している。

そうじゃなくて僕が逆に人に対して言っていることを自分自身に反芻しよう。

 

死んだ心に水を与えてくれたそんな日でした。